後悔しない不動産売却~②相場を知ろう
不動産会社から査定額を提示された後、加えてもうひと手間、自分でも相場を調べてみることをおすすめします。
なかには、「査定価格が分かっているなら、もう自分で調べる必要はないんじゃない?」と考えている方もいるかもしれません。
しかし、相場を知ることは、不動産会社を選ぶ時にも買い主と交渉する時にも役立ちます。
例えば、不動産会社を選ぶときに、相場より明らかに高い査定額を出して顧客を獲得するような不動産会社を避けることができます。または、買い主に値引き交渉をされたとき、本当に値引くべきかどうかを考える際にも役立ちます。
ところで、不動産の売却価格の相場は何によって決まるのでしょうか?
それは、「市場価格」と「資産価値」です。
市場価格とは実際に不動産が取引される際の価格をいいます。周りの物件がどのくらいの価格で取引されているかをみます。
不動産の資産価値とは、不動産そのものの価値を指します。つまり、物件の相場価格や新築価格などではなく、物件が今いくらかを指す指標になります。新築の物件が築年数20年経過した場合の資産価値は劣化によって下がるので、一定ではないことが分かります。
不動産の相場は、その両方の観点から総合的に判断する必要があります。
売却価格は「全国地価マップ」や「公示地価マップ」というサイトで簡単に調べることができます。土地価格の上昇・下落や、複数の市区町村で比較した地価平均、駅周辺地価、また土地の景観、路線価などをわかりやすく確認することができます。
全国地価マップ https://www.chikamap.jp/chikamap/Portal?mid=216
公示地価マップ https://tochi.biz/
不動産の売却は、売主様自身も率先して、さまざまな情報や知識を得ることが、不動産取引の成功につながります。
是非ご活用ください。