後悔しない不動産売却~⑤良い不動産会社の見つけ方
不動産の売却や購入時などには、不動産会社に仲介を依頼するケースがほとんどです。その際、どのような不動産会社に依頼するかがとても重要です。
例えば、家の売却であれば依頼した不動産会社によって、最終的な取引価格が数百万円変わる事もあります。
不動産会社の中には自社の利益だけを追求し、法令を無視した営業活動を行っているところもあります。そのような会社は、お客様の立場に立って考えてくれる可能性は低いといえます。
では、信頼できる良い不動産会社や営業マンを見極めるにはどうすればいいのでしょうか。今回は、良い不動産を見つける方法と悪徳な不動産会社を避けるためのポイントなどをお伝えしたいと思います。
|査定金額に裏付けがあるか
住宅を売却する際には仲介業者に査定してもらい売却価格を決めます。その査定金額についてどうしてその金額になったのか、売主様が納得するまで丁寧にその根拠を説明してくれる不動産会社が良いと言える 査定額が高い安いも大切ですが、しっかりとした説明ができるかどうかが何よりも重要です。
|電柱に勝手に広告をしている業者
電柱に貼られた広告物。「捨て看板」と呼ばれるもので、ほぼ全てが違反広告で、電柱所有者の許可なくルールを無視していると判断できます。そのような不動産会社は倫理観にかけ、お客様ではなく自社の利益を一番に考えている可能性が高いといえます。
|おとり広告をしていないか
不動産会社のサイトなどで、相場に比べて特別に安かったり、条件が良すぎる物件を掲載している会社は要注意です。既に売却済みであったり、取引不可の物件を取引可能に見せかけて「おとり」としてお客様獲得につなげる手法で、このような方法で集客する不動産会社は強引なしつこい営業をされるケースが多いです。
|「囲い込み」をしないか
各不動産会社が抱える不動産情報は「レインズ」という不動産会社向けのシステムに登録され、不意動産会社同士で共有される仕組みになっています。しかし、悪徳な不動産会社は「レインズ」への登録を怠ったり、他の不動産会社から購入希望のお客様の紹介があった場合でも商談中と嘘をついて断る、いわゆる「囲い込み」をし、売主と買主の両者から手数料を儲けようとするのです。査定の金額ではなく、販売の依頼をする前にしっかりと話して信頼できる会社を見つけることが大切です。
不動産会社の見分け方をお伝えしましたが、気持ちのいい取引をする為には、いい不動産会社に依頼する事だけでなく、信頼できる「いい営業マン」に出会うことも大切です。
社員教育でサービスレベルを高める努力をしている会社もありますが、やはり営業マンの個人差は出てきます。では、どういった営業マンがいい営業マンなのでしょうか。
次回、営業マンの見分け方をお伝えしたいと思います。