【熊本市編】不動産相続手続きに
取り組んだ方の事例

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熊本市の物件を相続し、不動産相続手続きに取り組んだ方の事例を3つご紹介します。
※実際の関係者や物件が特定できないように、複数の事実を改変・翻案してまとめた内容になります。

【熊本市編】不動産相続手続きに取り組んだ方の事例

1.熊本市にお住まいのM様が、
「熊本市の実家を相続し、なんの知識も無いところから相続手続きを完了した事例」

お客様の相談内容

売却物件 概要
所在地 熊本市西区島崎 種別 一戸建て 4LDK
建物面積 108㎡ 土地面積 233㎡
築年数 40年 成約価格 1,500万円
その他 駐車スペースあり

※表は左右にスクロールして確認することができます。

相談にいらしたお客様のプロフィール

長年熊本市にお住まいの60代のお客様です。
お母様がお亡くなりになり、ご実家の一戸建てを相続することになりました。

解決したいトラブル・課題

課題
実家を相続することになったが、何から手続きをはじめたらよいかわからない。

M様は現在ご実家とは別の場所にお住まいで、将来ご実家を利用する予定はありません。相続に対する知識はまるでなく、手続きについて調べる手間も時間もかけられる余裕がない状態ですが、 相続手続きを済ませて、基本的には売却しようと考えています。

相談する不動産会社の探し方・選び方

不動産の相続を流れで説明してもらいたいと思ったM様は、直接会って話のできる地元の不動産会社を探すことにし、息子さんにインターネットで検索してもらいました。
良さそうな不動産会社のホームページを3つ程度選んでもらい、詳しく見ていく中で

  • 相続の話を一から説明してもらえる雰囲気がある
  • 地域密着していて信頼できそう

という2点に一番魅力を感じ、お願いする事に決めました。

M様の「トラブル・課題」の解決方法

1. 不動産相続の流れ

不動産相続が発生してからの流れはおおまかに以下のようになります。

遺言書の確認

遺言書の検認

法定相続人の確定

相続遺産調査

遺産分割協議

限定承認・相続放棄の申述

準確定申告

遺産分割協議書の作成

相続税申告

遺留分侵害額請求

相続登記

【熊本市版】不動産相続マニュアル基礎知識と手続きの流れとコツ

M様はできる限り手間を掛けず、よくわからない事は専門家に任せて間違いの無いようにしたいとお考えでしたので、当社で全般的なアドバイスをさせていただきつつ、法定相続人の確定と相続登記といった重要な手続きは司法書士の方にサポートしていただくことにしました。

相続登記まで完了させて、一通りの不動産相続の流れは完了となります。
税金の面は税理士の方にお願いしたようです。

2.「売却」

M様は売却を決めてから3か月で買い手を見つけることができました。
相続発生からスムーズに1年で売却まで終えられたのは、M様の努力と必要なところは潔く専門家に頼ることができたからだと考えております。

2.熊本市にお住まいのE様が、
「遺言書がなく相続人が複数人いても、スムーズに相続を終えた事例」

2.熊本市にお住まいのE様が、「遺言書がなく相続人が複数人いても、スムーズに相続を終えた事例」

お客様の相談内容

売却物件 概要
所在地 熊本市北区梶尾町 種別 一戸建て 5DK
建物面積 129㎡ 土地面積 267㎡
築年数 32年 査定価格 1,180万円
その他 なし

※表は左右にスクロールして確認することができます。

相談にいらしたお客様のプロフィール

熊本市にお住まいの50代のお客様です。
お母様がお亡くなりになり、相続が発生することになりました。3人姉妹の長女です。

解決したいトラブル・課題

課題
遺言書がなく且つ複数人での相続になるが、3人姉妹で揉めることなく滞りなく相続を終えたい

E様は3人姉妹で、実家である一戸建てを相続することになりましたが、遺言書はありませんでした。
3人ともできる限り揉めずにスムーズに相続を終わらせたいと思っています。
一戸建てには現在三女様がお住まいで、E様と次女様は他のところにお住まいです。相続財産は実家の他には預貯金が1500万円でした。
E様と次女様は預貯金のほうを貰えれば、一戸建てはそのまま三女様に譲ってしまっていいと思っています。

相談する不動産会社の探し方・選び方

遺産の分割の話し合いをするにあたって、まずは遺産の総額がどれくらいのなのかを知っておきたいと思ったE様姉妹は、一戸建ての査定をしてくれる不動産会社を探すことにしました。
せっかくなので相続の話もできたら嬉しいという気持ちで、インターネットで物件の近くにある熊本市の不動産会社を検索し、出てきたホームページを見て

  • 無料査定をやっている
  • 相続専用のページがあり詳しいスタッフの人がいそう

この2点がよいと思った不動産会社にお願いすることに決めました。

E様の「トラブル・課題」の解決方法

1.遺言書がなかった場合の相続の手順

遺言書がなかった場合の相続手続きの手順は、ざっくり以下の通りです。

法定相続人が相続する。

遺言書がない場合、法定相続人が相続することになる。
その場合第1順位となるのは死亡した人の子供(今回の場合はE様3姉妹)。

法定相続人を確定させるために、被相続人の出生から死亡までの戸籍謄本を全て揃える。

相続人が確定したら、相続人全員で遺産分割協議を行い、分割の仕方を話し合う。

遺産の分割の仕方に絶対的な決まりはありませんが、全員の同意が必要。

上記の段取りで、手続きを進めていきます。

2.E様姉妹の「遺産分割協議」について

お母様の戸籍謄本を確認したところ、E様姉妹以外の相続人はいませんでした。従ってE様姉妹が法定相続人で間違いありませんでした。

次に「遺産分割協議」に入ります。
相続するのは、預貯金1,500万円と不動産である一戸建てです。
また、一戸建てを査定したところ「1,180万円」でした。
預貯金を姉2人が半分ずつ、一戸建てを三女様が相続した場合、三女様が実質的に多く相続する事になっていましまいます。
ここを3人の相続人が皆納得できるかがポイントです。

3.「結果」

ご希望の通りE様と次女様で預貯金を半分の750万円ずつ分けあい、不動産を三女様が相続することを遺産分割協議で話し合い、遺産分割協議書を作成しました。

E様と次女様の遺産相続額は、不動産の査定額より低いため総額を3等分されたわけではありません。ですがE様と次女様はこの先も実家である一戸建てを任せられるという気持ちもあり、快く遺産分割を終えることができました。

今回は査定だけでしたが、また何かあったときは相談にいらしてくれるそうです。

3.東京都にお住まいのA様が、
「相続で揉めない様、熊本市の実家を現金化して兄弟間で公平に分けた事例」

3.東京都にお住まいのA様が、「相続で揉めない様、熊本市の実家を現金化して兄弟間で公平に分けた事例」

お客様の相談内容

売却物件 概要
所在地 熊本市中央区九品寺 種別 マンション 3LDK
専有面積 86㎡ 築年数 32年
成約価格 1,000万円 その他 駐車スペースあり

※表は左右にスクロールして確認することができます。

相談にいらしたお客様のプロフィール

東京都にお住まいの50代のお客様です。
ご両親がお亡くなりになり、熊本市にあるご実家のマンションを相続することになりました、弟様と2人兄弟になります。

解決したいトラブル・課題

課題
実家を売却し、現金化して半分ずつ均等に受け取れるようにする事で、兄弟で相続争いをしないで済む様にわかり易く公平に分け合いたい。

A様は現在東京都にお住まいで、弟様も別の場所にお住まいなので、今後お2人とも相続した実家に住むつもりはありません。
すっきり相続を済まして後々揉めないように、実家を売却して2人で同じだけの額を分け合いたいと思っています。

相談する不動産会社の探し方・選び方

A様は売却の相談を不動産会社にする事にしました。
遠方に住んでいる上、仕事が忙しいA様は、地元で行わなければならない相続・売却に関する手続き等も全て相談したり任せたりできる、面倒見の良い不動産会社を選びたいと考えていました。

そしてインターネットで不動産会社を諸々探してみた結果、 大手不動産会社の支店よりも地元に密着して活動しているところの方が面倒見がよさそうだと感じ、地元の不動産会社から選ぶ事にしました。
その中でも、ホームページで

  • 地元での売却実績を謳っていて売却力がありそう
  • 不動産相続の事例がいくつか載っていて相続の知識が豊富そう

なところを基準に選ぶ事に決めました。

A様の「トラブル・課題」の解決方法

1. A様が選んだのは「換価分割」という相続方法

今回A様が「揉めないように」「公平に相続するために」選んだ手法は「換価分割」という相続手法になります。
「換価分割」とは遺産である不動産を売却し、現金を相続人間で均等に分割する方法です。

また、換価分割のメリット・デメリットは以下になります。

メリット
  • 財産を相続人間で公平に分けることができるためトラブルになりにくい
    →現金は不動産に比べて「はっきり」と分ける事ができ、使い道も各々自由にできます。
デメリット
  • 想定より安い金額になってしまう可能性がある
    →相続税の申告は相続発生時から10ヶ月以内です。
    売却資金を税の支払いに充てる場合はその期間内に売却を完了する必要があります。

また、他の分割方法は以下の3つです。

・代償分割
・現物分割
・共有分割

なお、分割方法の決定には全ての相続人の合意が必要です。

不動産相続マニュアル基礎知識と手続きの流れとコツ

2. A様が行う「換価分割」には、「遺産分割協議書」の作成が必須

「売って現金を半分ずつ分ける」等、分割の内容が決まったら、遺産分割協議書に記入します。

A様兄弟は分割について合意していたので、「遺産分割協議書」作成の為に遺産分割協議を行い「実家を売却し、現金化して半分ずつ均等に受け取る」旨、遺産分割協議書に記しました。

3. 「結果」

売却には半年ほどかかりましたが、A様兄弟は無事不動産を現金化することができ、それを均等に分けあうことで不動産相続を望む形で終えることができました。

不動産相続のコツはどんなに仲の良い兄弟でも分割方法を決めたら口約束ではなく遺産分割協議書を作成することです。そうすることで後々のトラブルを防ぐことができます。

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